夫婦の不満~生活費が足りない!~

夫婦の不満~生活費が足りない!~

結婚後の二人にとって、基本的にその財産は共有です。ですからどちらがどれだけ稼いでいようとも、そのお金は二人のものというわけです。

結婚後に発生する不満のひとつに、生活費の不満があります。

例えば給料の内いくらかを生活費として相手に渡すという夫婦の場合、金額の多い少ないでトラブルになることもしばしばです。

子供がいるかいないか、借家なのか持ち家なのか、親は同居しているのか、夫婦共稼ぎか、生活様式のグレードはどの程度か、その夫婦の生活環境によってかかる生活費はさまざまですが、少なくとも昔からある「この金額で今月は生活しろ」という方法では、どうしても不満が出るようです。
夫婦の悩みはいろいろ
これは単純に金額が足りないという場合もありますが、何より「決まった金額で生活するのが相手の仕事である」という、責任分担を拒否するような、ある意味投げっぱなしの思考が根底にあるからでしょう。その生活費が潤沢であれば表面上は問題にはならないのでしょうが、多くの夫婦は毎月なんとかやりくりして、節約と我慢の上に生活を成り立たせています。ですからそのことが「それで当然」と言われてしまっては、不満の原因になるのも仕方ないことでしょう。

また一方で、お小遣いとしての生活費の不満もあることでしょう。特に給料の全てを奥さん渡し、その一部をお小遣いとして貰っている旦那さんにとっては、それがそもそも自分の稼いだお金だという意識が、どうしてもついて回るようです。もちろん、共有財産という考えから言えば、もともと誰のお金かなんて考え自体が間違いなのですが、ここにもやはり、給料は夫婦のものなのだから旦那の自由にならなくても「それで当然」、という意識があると、どうしても不満の原因となってしまいます。

インドの結婚式に憧れている人は密かに多いのかもしれません。少なくとも我が国日本よりは宗教を重んじている国だということなのでしょうか。

こうして見ると、生活費の不満の根底には、結婚した夫婦は二人で一人なのだから、そこではお互いの損得を越えた考え方が必要で、そのことがきちんと理解できていないと不満につながる、という構図が見えてきます。

とはいえ人間、制度や理屈がどうであれ、言葉では納得できても心はなかなかそう簡単に割り切れないものですから、ついつい不満を口にしてしまうこともあるでしょう。法律の上では茶番になってしまうことかもしれませんが、生活基盤を見直し、生活費に関してきちんと二人が納得しあえる配分を決めておくことも、人間同士が生活していくためには、とても重要なことだと言えるのではないでしょうか。